ショップのご紹介

日本の森の木づかいショップは、
五感が喜ぶ、木の心地よさを届けます。

いま、身の回りのものに国産材を使うことは日本の森を健全に保ち、「脱プラスチック」、「SDGs17の目標達成といった持続可能な社会づくりに向けて、重要な取り組みの一つとなっています。

それだけでなく、日々の暮らしに国産材の製品を取り入れることは、私たちの五感や健康にもよい影響をもたらします。

このショップでは国産材ノベルティや、地域材のDIYキット、幼児教育に有効な木育ツールなど、暮らしに役立つ木育・木づかい製品をご紹介します。

木づかいで、東北復興支援を

2011年に起きた東日本大震災。そのころ、私たちは木づかいを盛り上げるための団体を立ち上げようとしていました。そんなさ中の未曽有の災害。被災地のために何かできることはないかと考えた時に、津波に襲われた東北でも、森は大きな被害を受けていないことを知りました。東北の木を、東北の工房で加工した製品を流通させる。そのことで復興支援のお手伝いができないかと、「東北材デザインコンペ」を開催し、素敵な木づかい製品を世に生み出そうとしました。その中から「東北杉の和柄コースター」を製品化し、それを主力商品として扱う「木づかいショップ」を2012年に立ち上げたのです。

木材から板を作り、レーザー機械で模様を刻印し、パッケージのセット作業を行う。その過程を東北の工房で行うことで、小さな製品でも仕事を生み出すことができることは、私たちの励みにもなりました。

それから12年、今では東北の木だけではなく日本全国の木づかい製品を紹介するショップになりました。今回運営を、立ち上げ時の一般社団法人木づかいビジネス協議会から、木育と木づかいを両輪で行うNPO法人木育・木づかいネットに変更(店長は両方の団体の立ち上げメンバーです)。より持続可能な運営を目指して、ショップのリニューアルを行いました。それがこの「日本の森の木づかいショップ」です。

木づかいショップのノベルティ

「作って、使って、支えて、つながって。」

木づかいで復興支援を、と始めた木づかいショップ。ノベルティはその想いがよく伝わるグッズです。私たちの想いを企業・団体の方にもご理解いただき、いろいろな方からお声をかけていただきました。そのたびに東北の材が使われ、人が動き、特別なノベルティが生み出されていました。

ふと気が付くと、現場で物を工夫して作ってくださる方、ノベルティを使ってもらえるよう社内で稟議を通す方、そのどちらにも支えられて木づかいショップが存在していました。支えられているのは私たちでした。

林野庁が進める国民運動としての「木づかい運動」や、持続可能な社会に向けての様々な取り組みにも背中を押され続けています。こうしてつながっていること自体がありがたく、私たちができることとして、つかうことが楽しく世の中のためになる木育・木づかい製品を、この先も世に送り出していくことを命題にしています。

木育の空間デザインの講座の開催、様々な木育ワークショップの実施、そのためのキットの開発と、様々な分野の事業も行っていきます。その成果がこのショップに集められてきているのです。