コラム

フロンティアジャパン 檜原村工場

作り手訪問: フロンティアジャパンさん

国産材ノベルティを作成するフロンティアジャパンさん 7月の暑い日差しが降り注ぐ中、東京の森を抱える、檜原村へ行ってきました。木づかいショップでもいつもお世話になっている、フロンティアジャパンさんの檜原村工場を訪ねてのプチ旅です。JR「武蔵五日市」駅で理事長(埼玉大学教授の浅田先生)の車に拾ってもらい、山の方へ。緑にあふれかえる道を上ること20分ほど、目的の場所へ到着。 早速中を見せていただきました。きれいに整理整頓された工場で、皆さんてきぱきと作業中。仕上げのノベルティへのやすりかけを、数人のスタッフ総出で行っていました。 国産材ノベルティのパイオニアであるフロンティアさん。東京本社の他、震災後に復興支援の事業を行うために設立した南三陸の工場、そして多摩産材その他を使って製品を製作するこの檜原村の工場を稼働させ、数多くの注文に対応されています。うちのショップでも、製品やノベルティでお世話になっています。 今でこそ、レーザー機械で加工をする会社さんも多くなりましたが、2008年に私がこの木の世界に入って来たころは、新しいデザインで国産材ノベルティを作ってくださる会社さんはそうそういませんでした。 「ずっとやってきたっていうそれだけですよ。でもいつまでたっても、木の加工には新しい工夫のしどころが出てくる。レーザー機械を入れたら、それでもう何でもできるってわけじゃないんです。うちはずっとそれに対応し続けてきたんです」と、フロンティアジャパンの常務取締役、安藤さん(左)の言葉。なるほどなあ、製品のクオリティが高いのと、お任せできる、という安心感があるのはそういうことなんだなあ…。 新しいプロジェクトのご相談 さて、今日は、ちょっと新規のプロジェクトのご相談のために、お邪魔させていただきました。 理事長と、安藤さんが、何やらきれいにまとめられた端材を前に相談中。サイズやら形状やら、どんなものが出るのかなどなど…。これから面白いことが始まる予感です。子どもたちのために、役に立つことであれば協力しますよ!と頼もしい安藤さん。 実は私(木づかいショップ店長)、前にフロンティアジャパンさんのオフィスに、机を置かせていただいたことがありまして。そんなわけで、今日は懐かしい面々にもお会いできました。あの頃はいろいろとお世話になりました!!新しいプロジェクトでお邪魔できるように頑張りますのでまた今後とも、よろしくお願いします! フロンティアジャパンさんにご協力いただいている商品 ・東北杉の和柄コースター ・BIBOROKU ご祝儀袋

磐城高箸 社屋入り口(校庭)

作り手訪問:磐城高箸さん

先日、「希望のかけ箸」、「ふくしま木守り(こもり)の色えんぴつ」などの生みの親、磐城高箸さんを訪ねました。 いわき市田人地区にある、廃校になった小学校の校舎を活用して、地域の方にも親しんでもらえる施設を運営されています。 レトロな木造校舎と周りの風景が素敵なので、コスプレの写真を撮りに来るツアーがあったり、お馬様が校庭の草刈りをしつつの1日乗馬クラブになったりと、社長のアイデアは尽きることを知りません。 この気持ちの良い空間で、「ふくしま木守り(こもり)の色えんぴつ」は生まれました。(「希望のかけ箸」は川の端にあった旧社屋で生まれております) 「職員室」「職人室」、某大手飲料メーカー風ベンチなど、随所に社長の遊び心が仕込まれています。今までに手掛けた作品もずらりと並べられて壮観でした。 震災で休校となり、そのまま廃校になってしまったという小学校ですが、大きくなった子どもたちが遊びに来た時にうれしいだろうと、なるべく当時飾られていた絵や地図など懐かしいものを、そのまま飾っているやさしさも…。 あと、この校舎の中にテナントで入っていらっしゃる「めだかの学校」のmoegiさん。その名の通り、珍しいのもほのぼの種類のもたくさん、メダカを飼育しつつ販売もしたりして。面白い方々の宝庫となっています。 こちらが新製品企画を次々に生み出す髙橋社長。震災をそのアイデアと突破力で乗り越えてきたご苦労を、これまでに様々伺っていましたが、今は柔和な笑顔で我々を出迎えてくれました。 そんな髙橋社長の思いがたっぷりと詰まった、えんぴつや割り箸の数々、これからも紹介させていただこうと強く思った旅でした。     (学校裏にある河原は、それはそれは気持ちの良いところ。)   磐城高箸さんの商品 ・三県復興 希望のかけ箸 ・ふくしま木守り(こもり)の色えんぴつ